真皮の再生と敏感肌の関係

お肌は表皮と真皮、さらにその下に皮下組織の3つの構造になっています。

 

表皮は外からの刺激などから真皮を守る役割がありますが、
この表皮が乾燥してしまったりすると、外部からの刺激が真皮に影響を与えることがあります。

 

真皮にはコラーゲンヒアルロン酸などの補水機能がある成分によって水分を保つようになっていますが、
表皮がトラブルを起こすとこの保水力を保つことが出来ず水分が蒸発してしまいます。

 

すると、表皮で防ぐことが出来なかった外的な刺激が真皮まで届いてしまいます。
この時に真皮にあるマスト細胞という細胞がヒスタミンという物質を放出します。

このヒスタミンが放出されると非常にかゆみを感じます。
さらに、真皮にある神経の末端などに刺激が伝わると、さらにかゆみは強くなります。

かゆいためにどうしてもかきむしりたくなりますが、そうするとますます表皮が荒れてしまい、
外的な刺激が入り込みやすくなり、隙間の空いた部分にマスト細胞や神経の末端が、
入り込んでより刺激を感じやすくかゆみを感じやすい肌になってしまいます。

 

このような状態になったお肌を敏感肌と呼んでいます。